2016 チャンピオン14号

弱虫ペダル
何度だって言ってやりますよ。お前ら、三日目のゴールだけを狙ってろよと。
御堂筋君さあ、二日目の山岳賞で水田君の脚を使い切らせて、なんになると思ってるの?
箱学は王者復権アピールのため、全ての区間賞を獲るつもりでいる。これはわかる。
そんな彼らに適度なプレッシャーを与えて、必要以上に消耗させる。これは戦略だ。
そのために、自分たちも本気で獲りに行っている風を装う必要が有る、までは道理なのだが。

そうか、水田くんに全力を演出させるため、まず味方から騙しているのかな。

・実は私は
岡くん、テレパス属性が消えるや否や、オープンヘンタイ属性が付与されてしまった。
それでも即ポリス沙汰にならないあたり、イケメンの貫禄である。
嶋公さんなら、お約束の逮捕オチである。

しかし、増田先生の画力の向上したこと。
伝説の欽ちゃん走りとはなんだったのか、と思うくらい動きのある絵も達者になってる。
などと古参ファンぶってみる。

刃牙
みっちゃんのテンドン、みっちゃんのダジャレ。どうしたの、芸人になっちゃったの?
しかし、いつまで経っても慣れない。武蔵の徳川家に対する不敬っぷり。

本部の言う「守護る」の定義がいまいちわからんのだが。
戦って降して、武蔵への戦意を挫けば守護ったことになるの?
烈さんを守護れていないことについては、どうお考えなの?

・ビーストコンプレックス
板垣巴留、新連載。
またなんというか、アフタヌーンとかに載ってそうな雰囲気の作風だな。
などと類型に当てはめて語るのは気後れする程に、完成度は高い。
動物の擬人化は、多様で複雑な世界設定を演出しつつ、記号化によって各キャラクターの
個性は初見で読者に理解されやすくなるのがメリットだが、これを高いバランス感で
扱いきれていると感じる。

・囚人リク
謎のメガネ看守、実は生きていたおじさん本人、では無いよな。
トンネルの方はもう、ほぼ完成ということだが、命の選別の心配はまだ続くの?
クーデターが開始したら、もうそれどころじゃないでしょうに。

・正義の殺人鬼
「君の肛門にク○がしたい」とは一体……?ケツでチューするってこと?
最後に登場した顔なしロン毛が正義の味方=正義の殺人鬼?唐突ではあるが。

・吸血鬼すぐ死ぬ
二分で敷かれた包囲網、元々は勘違いによるものなわけで、リアル誘拐が
発生していなかったらロナルドはいい恥さらしだったんじゃないだろうか。
というメタ視点で見ても、ナギリは便利な存在だったなあ。
そして本作品にしては珍しい、ニヒリズムを帯びたオチ。新しい作風への挑戦か。

・Gメン
いい意味で予想通りの展開になってきたなあ。この手の作品は、分かり易いのがよい。
意中の子と一緒に居るところを見られたのは失策だなあ、大吾。
絶対、彼女も巻き込まれるじゃない。