2015 別冊少年チャンピオン10月号

・みつどもえ
今回、久しぶりに大ヒットだった。
児童会長の小金井君、本物の岡部くんを見て絶望的な表情をしているが、
よく考えると、倒錯的少年ホモの世界に踏み込まずに済んだんじゃないかな。
１３ページの一コマ目が今月の最大風速。絵面のインパクト。
本番で着てるＴシャツ、リップクリームなら「ＬＩＰ」のはずだが？
これじゃあRequiescat in Pace（安らかに眠れ）だよう。
というか、しっかり「．」が入っているから完全に狙っていると思われる。

・弱虫ペダル SPARE BIKE
本当に面白かったよ、このシリーズ。白眉なのは小関さんのキャラ造形だが、
各話で散りばめてきたテーマがこの回に結実する、構成の巧みもまた良い。

・ベスケ・デス・ケベス
あ、単行本が出るんですか。おめでとうございます〜。
カラー扉のデザインが、往年のチャンピオンコミックスのスタイルに則っているね。

芽賀男→芽賀美→女神　の強引さがツボってしまった。ほんと、スケールの広げ方が早い。

・ダーウィンズゲーム
シギルってのは、スタンド能力の様に本人の素質に合ったものが発現するのだろうか。
今回の女医のシギル、化学が壊滅的にダメな人が授かっても、全く使いこなせないね。
その点、この女医先生はバトルマニアとして真剣に、能力の使い方を研究しているようで。
戦いを長く楽しむために体術まで習得していて、結構強敵なんじゃないの？
ダンジョウの若いお兄ちゃんだったら、普通に負けそうな気がする。

スズネちゃん、死の淵から復活！
篠塚君は満足な戦闘シーンすらなく死んだのに。やはり美少女優遇か。

・百足
今回も惜しげ無いなあ。一話の内に、一隊を隊長除いて全滅させちゃった。
馬頭丸の戦闘スタイルは一撃必殺、確実に頭を砕いて仕留める遣り方だが、この先の敵に
偽物の頭を持った変態戦士が登場して意表を突くかも知れない。でも数コマで死ぬ。

お泉へのリョナはフクイ先生らしいとも言えるが、まだ抑えているようにも見える。

・スピーシーズドメイン
久しぶりに濃密なギャグ回だったな。
人数多い分、小ネタがポンポン出て来て息つく暇がない。

アンリちゃんは、海のために体毛の処理でもして来たんですかね。
いや、ゲスい意味でなくて、腕やら脚やら、ふさふさだったはずだよな、と。

・奇人ニズム
鈴木優太　読み切り。
この人はあれか、荒木っぽい人として鮮烈なデビューを果たした新人か。
荒木っぽさはだいぶ抜けてきた印象だけれど、なんだろう、具体的に言えないけれど
何か他作品の影響が、におわないでも無い。
ちょっと化物語を想起したけれど、それは違う気もする。