2015 チャンピオン35号

弱虫ペダル
実感が有るからこそ、鏑木にも質量が感じられたのだろう、古賀君の言葉は。
ああ、なんという熱量。二日目最初の山場よ。

古賀くんはきっと、手嶋にねじ込めば鏑木を外して自分が出場することも出来たと思う。
だけど、そんなことはしなかった。
芽のある後輩に託し、未来の総北を背負う人材に育てることを願ったのだろうか。
かつて、ただ一人一年生で出場した自分に鏑木を重ねて、成し遂げる事を期待したのだろうか。
そうであればこそ、こんなところで挫ることは許せないのかもしれない。
だから声をかけるし、押して進むんだ。その肩に、轟音の演出が発生する程の勢いで押すんだ。

熱いよ古賀くん。くそう、このソウルを託されてしまった以上、この先で鏑木がバシ君に
リベンジを果たしたとしても、僅かばかりは納得する心を持たざるを得なくなってしまった。

ここで青八木に合流するってことは、結構な距離を押してもらってたんだね。
本当に忙しいな、古賀くん。

刃牙
一喝のもとに機動隊を尻込みさせる武蔵が、せいぜい50km/hに怖じける様がなにやら可愛い。
たった50km/hも、江戸時代には実現不可能な速度か。馬でも、そこまで出ないよね。
武蔵が現代文明に一々びっくりするやつ、もっと欲しいです。
しかし、少年刃牙が行った崖から転がり落ちる修行も、結構なスピードが出ていたと思うが。
ましてや高級車の車中で、風圧を感じるでもないのにね。

・実は私は
なんとなく、凛ちゃん浮いてんなー。今回居なくても話成り立つしね。
藍澤さんはなんだ、昆虫と会話できるのか。ヌガーさんかよ。

・藍の時代
画力よりもネーム。それはそうなんだろうけど、もうちょっと画力が欲しいぜ。
車田正美の描く幼子は、何か不安を感じるアンバランスさが有る。

・鮫島最後の十五日
ダメだ、それはやり過ぎだよジョージ。
恵まれすぎた肉体で、幕下相手には押すだけで勝てるジョージ。
しかし、関取目前な程に稽古を積んできた、覚悟を持ってきた相手に同じ戦い方ができるほど
彼の心は強くなかった。恐怖から目を背けるために、目にきょう気を宿して、手加減はできず。

鯉太郎との戦いで、彼はスマイルを取り戻すことができるのだろうか。

・少年ラケット
一年生男子の陸海空トリオはなんなの?っていうか、海(まりん)て、、、キラキラやな。
ヒロインと思われた宮原さんの扱いが小せえ。

・囚人リク
おげぇ、ギロチン台がおぞまし過ぎる。
地獄島の地獄っぷりがまた一つ明らかになってしまった。

・マジカロマジカル
鈍速先生は百合が描きたい。おれ知ってるよ!

・兄妹
ああ、うん。いつも楓ちゃんがひどい目に遭う様を見て可愛い可愛い言ってるけど、
こういうタイプの心霊被害でやつれているのは、不憫にしか感じられないや。
で、なんで寝るときも帽子かぶってるの?

桃園さんはてっきり、「学園は霊的に守られていますよー」というメタ的アピールのための
舞台装置的存在かと思っていたのだが、ストーリーに絡んでくるんだ。
実家が祈祷師か何かだっけか。オカルト否定派の発言は、家との確執によるのだろうか。

・Gメン
なんだ、連中はストーカー男の仲間かと思ったら、金で雇ったチンピラなのか。
リスクもわきまえず、その筋に手助けを求めるなんて、どこまでも残念な野郎だな。
雇ったチンピラが蹴散らされたら、もう二度と近づきたくないだろう。うん、簡単な結末だ。

刃物の存在が気がかりではあるが、それでもどうにかしてしまいそうな、伊達くんの信頼感。