2015 別冊少年チャンピオン 2月号

・投げ込みふろく
弱虫ペダルのすごろくだが、コマのやっつけ感がドイヒーでシュール。

・セトウツミ
お爺ちゃんと孫の喩えが上手い。
孫に「感想」ではなく「レビュー」を求めるニュアンスがたまらん。
二人同時に靴を飛ばす、14・15ページ目の躍動感は、普段の漫才マンガらしさと
ギャップが出ていて、これもまた巧い。

・ベスケ・デス・ケベス
あかん、勢いが激流過ぎる。突っ込みどころしか無くて、感想に困るわ。
クレオパトラやら北条政子やらが性欲の具現化物をコントロールすることで覇権を
握ったというのはさもありなんだが、ジャンヌ・ダルクはイメージが違うなあ。

最後のアオリ「ケベスタンドバトル開幕」って。誤魔化す気は一切ないらしい。

弱虫ペダル SPARE BIKE
総北編・箱学編共にコンビニ補給エピソードが続いたことを、京伏編は逆手に取ったか。
アオリの「コンビニ立ち寄らず!!」で出落ちが完成している。
石垣君は男前だけど、少し自己犠牲が過ぎる。
将来悪い友達に騙されて、借金の保証人にされたりしそうで、心配だ。

・疵面 スカーフェイス
GMがドラゴンボールのボスキャラめいて来たのだけれど。バキ感が薄いなあ。
そろそろ風呂敷畳んで、大手を振ってゆるふわ日常もの(創面)再開すればいいのでは。

・サンセットローズ
ロストマインド達の襲撃は、ゾンビ物のテイストをまとっている。
大型の個体が壁を突き破ってきた時は、ザ・ハウス・オブ・ザ・デッドを想起した。
時に、最近モーちゃんの扱いがひどくなってませんかね。
登場初期は、チェリーに匹敵するライバルキャラめいていたのに、ここ最近いい所が無い。
ロッコにケツからはまるとか、見ようによってはギャグ展開だぞ。

スピーシーズドメイン
土和ちゃん!土和ちゃん可愛いよ土和ちゃん!
今回、あらゆる土和ちゃんが可愛すぎて、生きててよかったと思う。

11〜12P、「ちんちんだいじゃ」のクダリで数分間笑い転げてしまったのが悔しい。

2巻出るんだな。絶対に買うよ。

・ガンロック
回を重ねる毎に面白くなっているな、この作品。
今回の話の構成の肝である、コアソルジャーが少女の方か犬の方かという謎。
正体をギリギリまで伏せても違和感が無いのは、帰還兵は記憶を消されている
という設定を、これまで自然に丁寧に描いておいた、積み重ねのお陰だろう。

謎の少年めいた開発者だが、今のところは場を乱してコアソルジャーを活性化させる、
舞台装置の役割しかしていない印象。
しかし、こうした小出しの露出で彼を認知させるのが、今後の布石になるのだろう。

・少年Y
今回もスピーディーな決着。
間延びさせず、新鮮味の有るうちに決着するのが、最近の少年Yの傾向らしい。

ゾンビゴリラさんさあ、例の虫をゾンビ化したまま放置するのはやめて。本当やめて。

マヨイガめいた謎の建物や、現在の時間には登場しない久美子(ユズルの姉はミスリード?)、
最近とんとご無沙汰しているワビコの行方など、気になる要素がばらまかれたまま、
いよいよディーラーとの直接対決か。

聖闘士星矢ND外伝
毎回、エピソード毎の敵対勢力が楽しみで、今回はなんと「ムーの末裔」などという
言葉が登場したものだから、そいつらが敵かと思ってワクワクしてしまった。
が、残念なことに怨敵は、テンマの親父のアイツだったとは。
いや、曲がりなりにも神だし、その遺した封印だけとは言え、若きゴールド候補には
余りにも強大な相手なのは否定できない。盛り上がること必定だろうけれど、でも、、、
「ムーの末裔」に感じたトキメキには及ばないんだ。


今月はダーウィンズゲーム休載か。残念。