今日のライド

連休最終日。明日からまたカチグミ(ではない)サラリマンに戻る、最後の休日。
午前中は、自動車の車庫証明を申請してきて、午後からロードに乗った。
警察署から帰る道すがら、そこそこの人数のローディを見かけて、ちょっと奮い立ったのだ。
そう言えば、連休中は土日も乗って無かったな、とて。

午後出発だと、日没まで時間もあまりとれないから、距離は短めに設定して、以前
つくで手作り村を目指して、途中リタイアしたルートをたどってみることにした。

距離:5.5km……?!

アクシデンツ発生。3km地点でリアタイヤのパンクが発覚した。
思い起こすと、家を出てすぐの踏切を超える時に、破裂音めいたものを聞いた気がする。
でも意外と2kmくらいは、気付かずに走れちゃうんだなあ。
さあ、これから登りが始まるぞ、というところにすら到着していないので、逆にラッキー
だったかもしれない。パンクしたタイヤでは下りたくないので。
しかし、おかげさまで全然疲れてない。ボトルに口付けてすらいないしね。

さて折角パンクしたことだし、タイヤ交換の練習でもするかな。
チューブラーは接着剤で付けているから、気軽に付け外しの練習出来ないのが辛い。

−−−−−−−−−−−−−−−−
差し当たり、パンク箇所の確認をしてみた。
タイヤ側に歪な穴があり、その奥のチューブにピンで刺した様な小さな穴が見える。
画鋲か何か踏んだのが、妥当な線だろうか。しばらくパンクに気付かなかったのは、
画鋲的な何かが刺さったままで、空気漏れの速度が遅かったと推測するが、どうか。

かねてより、こういう事態の応急処置としてセメダインを使えないものかと考えていた。
一度や二度練習したからと言って、実地で上手くタイヤ交換できるとは思えないので、
せめて作業しやすい場所へ移動する間だけでも、延命できればと。

ということで、ゴム用、ゼリー状タイプでトライ。結果は、あまり芳しくなかった。
まずは考えなしに、穴位置確認のために空気を入れ、その放出が収まらないうちから
ゼリーを滴下。こいつが、噴出する空気の圧に負けること負けること。
ポンプのメモリで言えば2BAR有るか無いかくらいなのだが、穴が小さいと勢いが違う。
ということで、一度噴出が治まるまで待ったのち、リトライ。
タイヤに空いた大きな穴を埋めるように、ゼリーを充填するも、これがなかなか固まらない。
やはりセメダインの仕事は2つの部材の接合であって、穴埋めという用途はイレギュラーか。
ともあれ、もう数分程待ってから、空気を入れてみる。
最初はいい雰囲気で、空気漏れの音は消えたかに見えた。が、にわかに聞こえ出す噴出音。
空気の勢いはやはり強かった。ゼリー状の充填剤は、儚くも突き破られたのであった。

もう少し硬化時間をとるべきなのだろうか。
しかし、寒空の元で10分ばかり(かそれ以上)ぼーっとしているのも辛かろう。
お手軽応急処置は、諦めるか。

−−−−−−−−−−−−−−−−
ということで、しばらく時間を置いて、実際にチューブラータイヤを交換してみた。
なんか、意外とできちゃうね、ってのがやってみた感想。
タイヤを剥がすのが存外に容易で、多少力が要るものの、3〜4分で完了する程度。

もちろん、精度良く中心を出して装着出来ているわけではないけれど、それは店で
新品を買った時にやって貰えば良い話で。
無闇に飛ばすようなことなく、自走で帰りつければ充分、というレベルであれば
自分で処置するのは難しくない。むしろクリンチャーより楽じゃないか、という。
というか、奇跡的にまっすぐ装着できても、接着力の問題でスピードは出せないけど。

心配なのは結局、実戦の場合のコンディションなんだよな。
チューブラーの装着は、パワー無くして成り立たないけれど、結構な距離を走った
あとでパンクした場合、タイヤを嵌めるエネルギーが残っているかどうか。
そして、タイヤ交換作業ができる、それなりのスペースが有るかどうか。
それと、タイヤを嵌める際のリムの傷つき防止だろうか。マット的な物を携行するのは
荷物が増えるからイヤだなあ。