読んだマンガ

国民クイズ  上

国民クイズ 上

国民クイズ 下

国民クイズ 下

国民クイズ
大昔、兄が買ってきた上巻だけ読んで、それっきりだったもの。
たまたまKindle化しているのを発見したので、買ってみた。
上下巻が各400P超の作品を手軽に読めるのは、本当に電子書籍時代さま様である。

この作品は、すごい。エネルギーが膨大である。それでいて読み疲れない、良いバランス感。

作画担当の加藤先生は、美大卒かなにかだろうか。
リアリティの有る絵柄もさることながら、アーティスティックな扉絵は見事。

結末は、ちょっと感想が難しい。雑に読むと打ち切りエンドに見えてしまうのだが。
さりとて、きっと原作者の大衆観はストレートに表現されているのだろう。

結局、K井K一が国民クイズに参戦した理由は不明なままか?
最後の面会の時に、娘に語って聞かせたのは、嘘のエピソードだろう。
恐らく二度と会えない父親のことを、未練に思って欲しくなくて、敢えて軽蔑されるための嘘。