2014 チャンピオン18号

・弱虫ペダル
くそう、京伏をド変態に描いておけば面白いと思っているんだろう。
その通りだよ！
今のところ、小鞠君は変態痴漢行為をしている姿しか見ていないんだが、走れるの？

・囚人リク
居てもたってもられずに暴れるしかない小龍、後ろめたさから痛みを請う松尾と、
その気持ちを汲んでやりたくもない暴力を振るう天野。
そして、己の無力を詫びるリク。こんな弱々しいリクの姿は初めてじゃないか。
なんという地獄絵図。

ここから一体どうやって挽回するのかね。瀬口先生がご都合展開をするとは思えないが。

看守部長「実はな原田、お前勤務態度が悪すぎるからクビだわ」

・バチバチ
立場が変わった。生き方が変わった。もう戻れないところまできてしまった。
それを自覚して、戻りたい気持ちを噛み殺し、新しい生き様を貫いた。
遅すぎたんだ。火竜の叫びはただ、虎城を苦しめるだけ。衝撃のラストシーンに震える。

ちょっと気になって、昔の話を見返してみたら、確かに虎城親方の左耳ちょっと短かった。

・ペーパーブレイバー
そのローゲーで撃退するクダリをもうすこし詳しく。
しかし、魔王少年が回を重ねる毎につまんねーキャラに成り下がっていくなあ。
もう下げ止まりだよ。

交換日記、破り取られた最初のページを伏線に使ってくるとは。
総じてつまらないシリアス編の中で、この伏線だけは素直に上手いと思えたのは、交換日記回が
傑作の面白さだったからだろうか。

・ANGEL VOICE
もう、延長戦とかダレたことやらずに後半終了で終わっておけばいいのに。
とか考えてて、すいませんでした。こういう熱いやつが待ってるとは思わなかったんです。
チームの信頼が最大限につながった、決定的なゴール。

・名探偵マーニー
メカニックの話が一気に進んだな。双子とかではなくて、単に世界に３人はいる
そっくりさんだったとは。
愉快犯の鴻上と、凶悪犯の夜刀、とういうのが簡単なキャラ分けだろうか。
元々は鴻上のコピーだったものが、徐々にその凶悪性を露見し始め、作り手の手にすら
負えなくなったのが、もう一人のメカニックの正体ということか。
家族を殺されただの、一般人から熱烈な恨みを買っている事件の多くは、夜刀の暴走が
原因なんだろうね。

セレブ組のお嬢さんの飼い鳥殺しの様に、有望な人間を自分と同じ側に引き込む遊びを
繰り返してきた鴻上だが、夜刀に関してはやり過ぎてしまったわけだ。しっぺ返し受けてる。

・雨天決行
今回濃いなあ。
クローン人間の自我という題材に、悪の心という赤マントのアイデンティティを絡めて
１話のうちにきれいに放出してみせる技量に敬服する。
重本先生が普段からＳＦを読みあさったり、悶々と哲学に耽ったりしている姿が目に浮かぶ。

若干取ってつけたようなリンゴは、知恵の実の本歌取りということで。