水あさと先生の新刊

買ってから随分と経ってしまったが、ようやく少し読んだ。

デンキ街の本屋さん 3 (フラッパー)

デンキ街の本屋さん 3 (フラッパー)

えー、一話目からして「春のパンツ祭り」なる(いい意味で)頭の悪すぎる単語が登場して、クラクラします。
この頭空っぽにしてオバカを堪能できる作品作りが大好き。

冒頭のカラー見開きも、お色気シーンと見せかけて一捻り入っているところが、この作品らしい。

#11 春にパンチラ
この子達は、付き合ってもいないのにマンツーマンでお互いの家に遊びに行きますよね。
魔少年BTが精神的に貴族であるように、この子達は精神的にリア充なんですね。くそぅ。

#12 ざわめき
衰退の原作者、田中ロミオさんもギャルゲ(エロゲ?)ライターだったと聞くが。
ラノベ作家業界はギャルゲライター出身者の割合が大きいのだろうか。

海雄君がアクションする度に先生さんがドン引きしているのが可笑しい。

#13 I Am Rain.
2ページ目は反則。
寡黙な大男がぶっさいくな猫とひと通り戯れているだけの絵の破壊力よ。
しかもテンドン。ずるい。
腐ガちゃんの傘の柄がバールの様なもの。ネタが細かい。

#14宿はなし
先生さんのジャージの件、海雄君の観察眼とそれを自然に指摘できる男前度はなんなの。
水あさと先生の描く赤面顔が魅力的なのは周知だが、泣き顔もグッと来るものが有る。

#15君に、逢いたい
つもりんさんの台頭でラブコメが進展してきた。
腐ガちゃん達の遊んでいるモグラ叩き、ハンマーに返り血が付いているが、何叩いてるの?

#14.5 secret paradice
巻末おまけマンガのくせに12Pも有るって、サービス良すぎじゃない?
ここまで繰り返し使われてきた先生さんの女子力ネタをこれでもかと使った公開処刑
インフレが加速するマイナス女子力のコンボに笑いが止まらず顔筋が痛い。
防犯カメラのくせにカメラワークが的確すぎ。


今巻は、今まで余り目立たなかったカメ子さんのキャラも立ってきて非常に充実していた。
頭を空っぽにして読める気がしていたけど、小ネタが多いせいか思ったより疲れる。


宮田書店へようこそ!  水あさと短編集 (フラッパー)

宮田書店へようこそ! 水あさと短編集 (フラッパー)

こっちも買っては有るのだが、まだ読めていない。
読んだら感想書く予定。

読んだ。
「帰れない二人」と「ファミレスの住人」は既刊同人誌の再録。
改めて読んでみても、やっぱり良いですね。

他の作品の中ではみかんBOOKSが最も良かった。
漆黒ちゃんの出落ち感。