別冊チャンピオン 2012 10月号

別冊 少年チャンピオン 2012年 10月号 [雑誌]

別冊 少年チャンピオン 2012年 10月号 [雑誌]

なんだこの表紙は。ケイオス。

きずづら、単体ではそれなりに面白いんだがな。
スカーフェイスを畳んで居ないことが引っかかって素直に読めない。
昔、海で鮫を仕留めていたのは水泳では無く釣りの一環ということですね。

サクラサク
あ、ちゃんと前回の終わりから続くんだ。

今のところは3人の関係が構築されていく描写と、ちょいとしたサービスシーンで
回していって、舞台背景はゆっくり明らかにしていく様だ。
安定して面白い。

・サンセットローズ
おお、グローリーは仲間になるのか。
展開早くていいね。

今回の怪物のデザインすごいな。
あれ、緊急時には目が完全に口の中に隠れるんじゃないか。
撃退法については、若干無理が有る気が。
あの矢尻であの刺さり具合、半分も切り終わらない内に抜けそうなものだが。

・しこたま
胸圧ってなんだよw
もう完全にギャグ漫画として狙ってるんだな。

しこの兄がリアル阿行さん吽形さん。

伊集院ヒカル、モロ伊集院光だろ、と思ったらそのままだった。
ヒカルが女子なのは名前が出た瞬間にわかったが、高校入学前に激ヤセしたんだと
思っていたよ。

サイケデリック寿
猫全然かわいくねー。
前号の試着室の件と言い、寿は知らんおっさんを具現化する能力でも持ってるのか?

・星矢LC外伝
いろいろ有ったけど、結論は依林が可愛いということ。

・読み切り ラビ菌ごっこ
ホラー物。
事件は序盤で完結していて、インタビュー形式で真実が明らかになっていく構成。
オチは予想可能な範囲だが、ミスリードさせるための仕掛けは丁寧かな。
少年の顔にはロッカーの隙間から漏れる光が差していたが、奥の方のロッカーは
日陰に有るから、少女の方に光が当たらない、という。

ラビが少年を殺さなかった理由は、本当にバリヤーなのか。
ラビ菌のルールに則ればバリヤーは有効だろうけど、復讐の念が具現化した存在が
そんな救済措置を許すだろうか。
自分の後釜として新たな標的になった少年を哀れんで手を下さなかっただけなのに、
若しくはロッカーの中に居たから触れなかっただけなのに、今尚バリヤーなどという
不愉快なルールで自縄自縛している様が口惜しいのではなかろうか、
ストロー噛んでるシーンとかみると。

掲載されるレベルとして、及第点は取れていると思うが、これと言った強みは
感じなかった。

魔法少女・オブ・ジ・エンド
カラーページで生首AGWP。
ドイヒー。

今回はグロ描写を強化してきたおかげか、突っ込みどころはさほど無かった。
敢えてあげつらうなら、
1.五人の手のつなぎ方が恋人つなぎ。男同士も。
 お前ら手を繋ぐこと渋ってたくせに、がっしり握ちゃってるな。
 そのせいで手が外れない、というピンチ描写のためなんだろう。
 死後硬直は、死後2時間位から始まるそうですよ。
 まあこれは、単に焦って手が外れないのを児上君が勘違いしたんだろう。
2.軽自動車並のスピードで走る犬まじかるちゃんが、結局追いついてこなかった。
 ただこれは、霧まじかるのテリトリーに入ったので引き返して行ったと、脳内補完すればよし。
3.結局、児上君達が霧を切り抜けられたのは主人公補正?
 周りには他に、誰一人抜けられていないのに。

今回、ゾンビ化したおっさんが女子高生に殴打されたくらいで沈黙してしまったが、オリジナルの
爆破まじかるですら、児上君にバットで一撃入れられただけで首が折れる程度に脆い事を考えると、
まじかる共は恐れずに先制攻撃を食らわせてやればなんとかなりそうだね。

新登場の引力まじかる、カラー扉でのぱっと見の雰囲気がつくねちゃんに見えた。
2ちゃんの別チャンスレでは、魔法少女たちを呼び寄せたのはつくねである、とする意見が有った。
だとすると、児上君や自分自身に対しては無意識的に攻撃の手を緩めさせているのかもしれない。
何故か都合よく生き延びられる説明もつくか。

楓は、なんなんだろう。
別のまじかるの能力で操られているのか、新種のゾンビまじかるなのか。

先月号のダメさ加減から比べると大分持ち直してきたと思う。

・ブラックギャラクシー6
ついに6人目の戦士が登場したか。
阿部先生のハイテンションボケキャラは大好きです。
ザッキン、大変だけど丁寧に突っ込んで上げてて頼もしい。

ザッキン→雑菌は地味に厳しいわー。

空灰3巻広告がでてた。やはり表紙は魔法少女ニートか。
絶賛発売中になってるけどミス?

・スターダストジャンクション
え、最終回?
過去3話でようやく下地作りが出来てきたと思ったのに。
正直、今回が一番面白かったのだが。

・読み切り ユメゆめ
サイコホラー。
これは、面白かった。
まず画力は十分。シンプルで可愛い絵柄と思わせて、クライマックスでのマナミの表情は
ホラー連作”イマワノキワ”でチャンピオンとも関わりのある、うえやま洋介犬先生を
彷彿とさせる見事な顔芸。
画面構成もすっきりしていて読みやすい。

シナリオの方も非常に良い。どちらへ転ぶかわからない様な、不安な世界観を読み進めて
行く過程は、空が灰色だからに通じるところが有る。

結末。
初見ではすべてがマナミの妄想で、夢オチかよ、と思った。
でもそれだと、最終ページに繋がらないんだよな。

ユメの世界に依存していたユキは確かに存在していて、マナミはそんなユキを手のひらで
転がす事で自尊心を満たしていた。
公園での場面、アキヒコが現実に現れる直前までは本当に有ったことなんだろう。
あれが、実際には追い詰められたユキによる反撃なのではないだろうか。
マナミに奪われた包丁を奪い返したか、それとも念のため、もう一本持参していたのか。
それか、薄い線ではあるが、途中でユキが携帯を手にしていたことから、誰か他に
現実の人間に助けを呼んでいた?

ともかく、マナミにとっては、ユキの反撃の成功など有り得ない事態で、だから
己の精神を心を壊すしかなかった。
そしてユキはと言うと、唯一の友達を始末したからか、魔女を撃退出来たからか、
精神状態がレベルアップして、ある意味本当にユメの世界の住人になってしまった、と。

マナミが、前から変な子扱いされていたというのもミスリードで、ユキとばかりつるんでいたから
そう見られていただけの話ではないだろうか。

イマワノキワ、単行本が出てた。

イマワノキワ (Flex Comix)

イマワノキワ (Flex Comix)

他社からの出版というのが、秋田書店らしいです。

ブラック・ジャック創作秘話
今回も安定の昭和レジェンド漫画。もう改題してください。

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2ちゃんチェックによる気づかされメモ。
・ラビ菌の作者は”キャンフライ”と”さらし首”の人。
 言われてみればラビの口元とか、面影がある。
・次号、増田英二先生の読み切りが掲載。マストバイ。
・ゼファーが面白くなって来ているらしい。しかし、今更前号から読み返すのも気が乗らない。
・MSOTE、股裂きで頭蓋骨は割れない。