読んだマンガ

どろろ 1

どろろ 1

どろろ 2

どろろ 2

どろろ 3

どろろ 3

どろろ 4

どろろ 4

ヤングブラックジャックに触発されて、電子版を一気買いしてみた。
改めて、手塚神の漫画力を思い知らされる、大層面白い作品であった。
多宝丸、田之介、三郎太、不知火と言った、魅力的なライバルキャラの数々を、
数話の内にしっかりと決着させるテンポの良さは”古きよき”作品よ。
しかし悲しいかな、果てしなく打ち切りエンド。
現代に読んでもまるで遜色ない面白さは、逆に当時としては早すぎたということか。

どう見ても百鬼丸が主人公なのに、タイトルが「どろろ」であることから、
将来的には成長したどろろを主人公に据えた、大規模なレジスタンスの物語に
発展する構想だったのではないか。
どろろの性別の件も、先の伏線だっただろう。
そんなアレコレが消化不良に終わってしまったのは、無念。

本家の無念を知ればこそ、長編化してきたYBJの百鬼丸編が、より一層楽しめる。