帰ってきた獣電戦隊キョウリュウジャー 100YEARS AFTER を観た

帰ってきた獣電戦隊キョウリュウジャー 100YEARS AFTER [DVD]

帰ってきた獣電戦隊キョウリュウジャー 100YEARS AFTER [DVD]

レンタル版にて視聴。

正直、映画版(ガブリンチョ・オブ・ミュージック)の方がいまいちだったので
あまり期待せずに観たが、いや大変面白かった。
豪華特盛り全部載せとでも言おうか、TVシリーズの主たる要素をこれでもかと
詰め込んだ構成に、造り側の本気度合いも伺える。

100年後の戦士のキャスティング等々、まったく前情報を入れずに観たのは正解だった。
散りばめられたセルフパロディに笑いが止まらん。

キャスティングについては、声が特徴的なダイゴさんや、色々とそのままなイアン・アミイで
趣旨はすぐに理解できた。それでもなお個性が突き抜けてくるウッピーがずるい。
兼役と分かっていても別人に見えるんだから、大したものだよ、ウッピー。

最初に間違った色で変身し、やがて本来の色を思い出す流れは、それだけでも面白い。
それでいて、6人のメインキャラで11色を全部出す豪華さも担うのだから、素晴らしい。

怪人側、ちょっと手直ししただけで堂々と新キャラ面する強引さも笑いどころだが、
唯一新規造形のアースレバンを、異質に浮き立たせる演出を兼ねているのが見事。

さすがに100年後の戦士達がいきなり合体ロボを使いこなせないだろうし、そもそも
ラッキューロがコチラ側にいるため、巨大ロボット戦に至らないよね、という懸念は
アースレバンの策略に織り込むことでキレイに解決された。

50分が短く感じるほど、数え上げればキリがないほど、どの場面を取っても面白い。
素晴らしい作品だ。