別冊少年チャンピオン2013 新年1月号

・新連載 ダーウィンズゲーム
特に可もなく不可も無く、と言った感じ。
一話のうちにさほど大きな山も無く、ヒキも淡々としているので、大変薄味。

・サンセットローズ
ビオランテモスマンだかフクロウ人間だか。
こういう怪物が出てくると、ファンタジー世界の冒険物感が強まってワクワクする。

・少年Y
パニック物にならなくて良かった。
クラス全員の中から生き返らせる一人、のアンサーはよく出来ていた。

「人生だって不正解しかないイジワルクイズかもしれない」
この哲学的問いが、本作のテーマだろうか。

・眠らないでタエちゃん
やり過ぎ。エロ漫画の文法を持ち込まないでください。

魔法少女オブ・ジ・エンド
カラー扉、パズルのピースとしてバラすことによって、合法的に局部を描写したというのか。

もはやつまらんなー。
ステッキが本体or弱点なんて、ああやっぱりね、程度でなんも驚かないし。
児上がキャラ変わりすぎで違和感しか無い。逞しく成長したってよりは、もう別人。

会見での総理の発言を見るに、ステッキが弱点かどうかはともかくキーアイテムである、
という認識は持っている模様。
なら、感染拡大を防ぐ意味でもステッキの破壊が最優先では?
そういった作戦行動をとっている様子が描写されていないのは残念。

まあ普通に、誰がどの情報を持っているかを把握し損ねたんだろう、作者が。

・ブラックギャラクシー6
短篇集の表紙が公開されてた。
というか、タイトルそれなんだ。

ふぅん。個人的には、チャンピオンでのデビュー作である破壊症候群をメイン・タイトルに
据えて欲しいところなのだが。

妹溶け込んでるな。

・ハダカノタイヨウ
杉浦七樹、バイタリティー溢れる大人だ。
自分がパワーの無い大人なせいか、最近はこういうパワフルな大人の描写にときめく。

・しこたま
なんでわざわざ伊集院にパンチラさせるの?誰得?

まともな熱血スポコンっぽい空気を漂わせだしたけど、ダマされないからな。

・読み切り 肉蝕紳士
以前に蜘蛛人間対蝶人間の読み切りを描いていた人の、同じ世界観での新作。
蜘蛛の方が単独で人間態になれないことから、厳密には別の世界設定か、
くらいに思っていたら、まさかの魔法少女ものとは。
ベースフォームから弓道態への変身など、ヒーロー物テイストを意識しつつ
楽しんで描いているのが伝わってくる。
個人的にはすごく好みの作品。

古今東西で、蜘蛛をモチーフとしたヒーロー像が少なすぎる。
思いつく限り、スパイダーマン仮面ライダーレンゲルくらいのもの。
そんな中、蜘蛛を主人公に据え続ける忌木先生のスタンスには賞賛を送りたい。