2012 別冊チャンピオン 7月号(創刊号) 2/2

昨日の続き

・スターダスト ジャンクション
森繁先生、秋田に帰還。
SFコメディ。初回は設定の説明?ってくらいタンパクだった。
これ、しばらくはファーストコンタクト失敗のテンドンかな。

・星矢LC外伝
依林可愛い。
童虎だけは、舞台が聖戦後になるのか。
心臓の拍動数による戦力の制限、背中の入れ墨設定から発展した戦士集団 彫道士。
原作リスペを保ったままでこういう展開を描けるんだからスゴいよね。
あと、依林可愛い。
白澤様は、ハーデスが負けることを予見していて動かなかったのかな?
アテナ対ハーデス、勝った方を倒して世界を統べる計画だったのかな?
にしても、12年は待ちすぎか。
単に、聖戦当時は戦力が揃っていなかっただけだろうか。

・ハダカノタイヨウ
リアルベースのストーリー物はコメントしづらいな。
絵柄はキャッチーでは無いが、勢いが有りながら見やすい画面の造りから、画力は
高いと言える。
話は、能動的なヒロインに巻き込まれる消極的な主人公、という有りがちなシチュ
ではあるが、少年誌のラブコメに有りがちな、変に見栄を張ったり、必要以上に
上から目線な主人公ではないから不快感が無いので読みやすい。
心中、ヒロインを下に置くような見方をしているけど、これは夢に向かって
動き出せないでいる自分の精神を守るための、弱さの現れだし。
一応、期待出来そうです。今後のストーリーの方向次第かな。
と、書いた所で一応作者の名前でググったら、昔「畳の上のミクロ」連載してた人か。
言われて見れば、男の子の顔つきとか、面影が有る、気がする。
そしてあの作品はあまり面白くなかった気がする。

サクラサク
もりしげ 先生が二人になってしまった。
さすがにキャリアが違うし、丸山哲弘先生の様に(多分)平川哲弘先生と共存するために
改名したりはしなかろうけど、混乱しないのかな。
内容は、SF物なのか?今号では判断つかない。

・人の痛みを知らない子
前後編読み切りの全編。
割りと好き。冒頭から当たり前の様にグロが入ってきますね。
なんだっけ、高度に 発達した 科学は マホーと 区別がつかないとか。
30ページ目下のコマ、装束とよく似たデザインの盾が突然出てきたので、何が起きたのか
よく分からなかった。急に敵兵が固くなったのかと思った。
最初はこの描写が残念に思えたのだけど、つまりマンガとして見づらいポイントと思った。
けど、よく考えると敵軍の兵装として理に適ってるんだな。
儀礼的な装束が先に有って、盾の意匠をそれと揃えれば、こちらを混乱させる事ができる。
作者の人、古い兵装に詳しいのか?

サイケデリック寿
やったよ、久しぶりに西森先生のマンガだ。
校長の長話でタエちゃんと、アフロ貫通で痛みを知らない子とコラボ。

ブラック・ジャック秘話
手塚先生のわがまま話は以前にも有ったな。
なんだ、ネタ切れ?
必ずブラック・ジャックを絡めようとすると話の構成が難しいのか?

・BCオシャレドリル
なんか目に付いちゃった。
うおー、ポロシャツなら俺も持ってるぜ。
胸にDURA ACE って書いて有るぜ。
でも冗談はさて置き、確かに便利っすね、ポロシャツ。

・妖虫奇談
なんだ、週間26号の読み切りといい、77回のマンガ賞は虫物が流行ってたのか?
ストーリーとか、敵の怪物が何者で誰になりすましているのかとか、謎の少年の
正体とか、物語の筋は割りと予想通り。
ただ、作者さんが描きたいのはホラー描写やクリーチャー描写だと思うし、
それは成功しているので、話の筋がシンプルなのはむしろ良い。
それから、個人的にとても好きなのは、敵側が(大抵の物語でか弱く描かれる)蝶で
(醜悪で肉食の)蜘蛛が味方側ということ。
もちろんここで言う敵味方は人類全体ではなくて、主人公の女の子視点。
蝶のクリーチャーにとっての花を人間に置き換える事で 捕食者→敵側 の図式が
自然に成立している。

木曜日のフルット
平常運転だ。なんの違和感もない。
グロやホラーの後のデザートですね。


最も目を引く位置にクローズを置いて、一見すると「またヤンキー誌かよ」と
思わせておいてその実、 グロ・ホラー・ギャグ・コメディー・ファンタジー
学園青春と多岐に渡るジャンルで迎えてくれた。結構満足。来月も買う。
BG6が前から2つ目に来ていることから、阿部先生に対する期待度は相当だな。