別冊チャンピオン 2014 6月号

弱虫ペダル ポスター付録
今月もまた、いつものコンビニの入荷数が多いと思ったら、これか。
京伏を入れたことによるレイアウトの都合か、入稿まで本編に登場しなかったからか、
裏面側に箱学のメンバーが足りません。
足りないのは銅橋と新開(弟)だが、しばらく考えないと思い出せなかった。
しかし、抜けているのが黒田君だったら、いくら考えても思い出せなかったぞ。
まだ目立った活躍無いもんな、彼。

ダーウィンズゲーム
だから、極上美麗巻頭カラーの使い方をもう少し、気を使ってください。
見開きのシュカで体力を使い切ったのかもしれないし、脚本の都合も有るでしょうけれど、
4ページ中の一つが風景とアイテムの出現で、もう一つが中年刑事の静なる活躍とは。
もっとレインを出して頂きたい。

またもやカナメの主人公スキル、「閃き」が発動しました。レイン頑張れ、知力で負けるな。
当初の予定(ホテル籠城作戦)を捨て、戦況は混戦状態へ推移し始めた。燃えるね。
カナメとレインによる突破で、ホテル内のギミックは読者的に既出だし、籠城戦は地味に
なりそうな予感がするので、開けたフィールドでのアクションに移行するのは期待できる。

花屋のおじさんは、もう死を覚悟しているのだろうな。
金額的に必要な数を抜いて、あとのリングと罠を残したままホテル外に出て逃げ切る方が、
まだ生き残る可能性が有ったんじゃないだろうか。
そうしなかったのは、エイスの人数を少しでも減らして、カナメとレインに報いるためか。

・セトウツミ
こういう、金が絡んだ遣り取りは本当に信頼関係が試される。

そして、父親という暴力。字面だけなら正論だから、とっさに言い返せないんだよな。
子を成人まで養うのは親の責任であって、子から小遣い巻き上げるくらいの甲斐性なしが
いっちょまえな事抜かすな。と思うんだがね。
よしんば、そんなことを言い返せても、あの親父なら癇癪を起こされるのがオチで、
瀬戸自身それがわかっているから何も言えないんだろう。瀬戸家は散々だな。

魔法少女オブ・ジ・エンド
脚本家でも付けてあげたら?
普通、こういう設定が明かされていく場面てのは、いやが上にもワクワクさせられるはず。
どっこい、今回は本当に読んでいて苦痛だった。
今更予想を超えない設定を”単々と”語っているだけだもんなー。(誤字の確認くらいしろ)
まだ明かせない部分の伏せ方が下手くそなのもゾワゾワする。

扉を開けたらまじかる達が次々に登場する場面など、絵のチカラは有るからまだ読んじゃう。

・オレたちに愛をくれ
阿部共実、読み切り。
久しぶりに阿部共実コメディーを堪能した。
タップの連載もそうだが、最近作風がマイルドに寄ってる?
”ちーちゃん”はなかなかにエグいと聞くので、今の感じで読むと痛い目を見るだろう。

・少年Y
柚希ちゃんのキャラ造形があざとい。
ワビコの出番が食われてしまうぞ。

うまくいっていない子供たちを衝撃体験でそそのかす、ディーラーの手口のおぞましさよ。
彼自身は芯が通っていて、なおかつ自分の体を張っているから、意外と嫌悪感無いけど。
むしろ、ダークサイドに落とされたからと言って、文字通りゲーム感覚でユズルたちを
命がけの罠にはめる服部たちの方が気に入らないよな。大それたことをやる覚悟が無いんだ。
だからこそ、二人続いて制裁を受けているわけだが。

スピーシーズドメイン
出だしの唐突な感じだけテンポが合わなかったけれど、あとはずっと笑いっぱなしだった。
やはり今の別チャンの私的トップ3だな。
木下さんのサバサバした感じからして、本気で乗ってくれそうな気がするので、ホンモノ達の
期待感たるや並々ならぬものだっただろう。部活動始める前から欲望丸出しにしたのが敗因。

7月に単行本が出るってね。買うよ。

マッシュアップ
読み切り。米井さとし。任侠姫レイラの人だそうな。
スポーツ物というだけでついつい敬遠しがちな性分なのだが、なんの抵抗もなく楽しめた。