魔法少女・オブ・ジ・エンド が気になる

完全にてんむすと同じ状態だな、これは。
お話作りの方が、大変不可解で、素直に読むことができないレベル。
しかし、魅力的なキャラクターを描写してくるせいで、中々切れない。

お話作り、引き合いに出した”てんむす”の方が不愉快にさせられる
レベルなので、魔法少女OTEはまだまだ許容範囲では有るけれど。
パニックホラーを描くのに必要なリアリティが圧倒的に不足している、
という点でどうしても素直に読むことができない。
月刊ペースでそんなことも調べれらないの、考えられないの?
というアラが多すぎて、取材能力の低さ、想像力の低さが伺える。

さっき読み返していて気づいたけど、自動車のガラスの割れ方が変。

サイド・リアが蜘蛛の巣状の大きな破片となって残っている。
別の言い方をすると、フロントガラスと同じ割れ方をしている。
自動車ガラスって、フロントガラス以外は粒上に細かく砕けるんだけど。
http://www.agc.com/automotive-glass/data/temperlite.html(ご参考)

今月の別冊チャンピオン 2012 9月号 - 逆引き探しでも書いたお酒が爆発する件しかり、
調べりゃすぐわかる事を調べないで描く、いい加減な姿勢がありありと見える。

完全にジャンルの選択ミス。
現代を舞台にした非日常物を描くには向いてないと思う。
まだしも、ゆでたまご先生に代表される昭和の巨匠の様に、細かい事を気に
させない圧倒的な強引さでも有ればいいけれど。

しかし、しかし。
そんなダメな部分を帳消しにするくらい、キャラクターが良い。
ヒロインの子の小動物的な可愛さは目に余る。
まじかるちゃん達の不気味な造形は大成功。
だから”12月のゼファー”の様にさっさと見限れなくて困るんだよな。

まじかるちゃん達の造形有りきでパニックホラーにしたのかも知れないが、
これらのキャラクターで上手くギャグ漫画に出来れば良かったのに、と無責任に思う。
本当に惜しく思う。

こんなにグジグジと文句を垂れ流すくらい、惜しく思う。

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まじかるちゃん達、本体はあの武器の方なんじゃないのか?
1.車に轢かれても焼酎大爆発に巻き込まれても無傷な火吹き犬
2.まじかるちゃんに殺された連中は魔法少女の格好で復活する
  →まじかるちゃん達も元は人間?
3.攻撃も回復も、あの武器によってのみ行われている。
  →肉体の方は乗り物に過ぎない?

ちょっと根拠に浅いか。